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後藤正二郎寓居跡ギャラリー

ホテルの敷地内は土佐藩士であり、後に明治新政府でも活躍した後藤象二郎(1838~1897)が京都に滞在中、常宿とした醤油商「壷屋」があった場所。後藤象二郎は坂本龍馬の新国家構想に強く感銘を受け、山内容堂を通じて将軍徳川慶喜に大政奉還の必要性を説きました。

この地は土佐藩出入りの醤油商で、今中弥兵衛を当主とする「壷屋」のあった場所。土佐藩邸に近いこともあり、この「壷屋」に藩重役であった後藤象二郎が幕末の京都滞在の折に寄寓していました。
象二郎が当時、この「壷屋」に寄寓していたことは、伝承によるほか、いくつかの文献で確認できます。龍馬の寄寓していた材木商「酢屋」の当主であった中川喜兵衛や、書店「菊屋」の峯吉からの聞き取り調査では、当時の象二郎の居所は「河原町三条下ル東入醤油商壷屋」と記録されています。

幕末の土佐藩士。明治維新後は政治家・実業家として活躍。
前藩主・山内容堂に登用され、若くして藩の重職に就く。

坂本龍馬が示唆したとされる大政奉還策を容堂に提言し、容堂に連署して「大政奉還建白書」を幕府に提出。徳川慶喜の大政奉還に大きな役割を果たした人物である。

維新後に懇意にしていた福沢諭吉は、時事新報に「後藤伯」と題する社説を掲載し、政府の現状を変え、諸悪をはらい清める「非常大胆の豪傑・満天下唯一の人物」は後藤伯だけであると、幕末から維新に至るまでの功績を絶賛した。

象二郎を記念したギャラリーの展示品には幕末当時の街並みを再現したジオラマや、
パークス襲撃事件で暴漢を撃退 した象二郎に英国女王が御礼として贈った宝剣(複製)、象二郎自筆の書簡や漢詩などがあります。
詩情豊かな展示品により歴史を引き継ぎながら、次の時代へ受け渡す新しい場所として感じていただけます。

  • 京の中心で伝統にどっぷりと包まれる。

    象二郎は坂本龍馬とともに「大政奉還」を発案、提起して、それを幕閣や諸藩と調整して実現させた立役者です。また象二郎は明治維新後も政府高官として各大臣を歴任し伯爵に叙されています。

  • 歴史を重ねた旧「壷屋」、その地に。

    「壷屋」は現在でも京料理に欠かせぬ淡口醤油の銘醸地として有名な播磨(兵庫県)の“小京都“といわれる龍野で江戸時代初期から醤油を醸造していた老舗であり、それが京都に設けた問屋でした。

  • 「象」に込められた天井画の意味。

    天井に飾られているのは、江戸後期の京都出身の画家、原在中により相国寺の杉戸に描かれた白象図の模写で、象二郎の名前にある「象」に因み、展示をしています。

象二郎が寄寓していた「壺屋」や、その近くの龍馬の寄寓先に限らず、幕末当時の土佐藩の志士たちは土佐藩邸の周辺に寄寓していました。
河原町界隈の土佐藩や象二郎に所縁のある史跡をまとめたマップを展示しています。

ギャラリー監修:
株式会社 都市ガバナンス研究所
代表 竹井 隆人


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